東京生まれ。幼少より書画に親しみ、藤島武二に師事。東京美術学校西洋画科卒業後、渡仏。ラファエル・コランに師事し、のちにエコール・デ・ボザールでフェルナン・コルモンの指導を受ける。国立美術学校留学中スペインに旅行し、ベラスケスの模写に専念、さらにイタリアで古典を研究した。またルノワールに深く傾倒し印象主義を学んだ。石井柏亭、有島生馬らと一水会を結成。以後一水会展に出品。戦後は日展にも出品し後に日展顧問も務める。
1908-09（明治41-42）サロン・ド・パリに入選。1910-11（明治43-大正元）文展入賞。1931（昭和6）再渡仏、在仏東洋画の修復にあたり、1932（昭和7）レジオン・ドヌール勲章受章。1935（昭和10）帝国美術院会員。1955（昭和30）文化功労者。
