「牛肉店帳場」
『牛肉店帳場』は荘八の生家である東京日本橋の「いろは牛肉店」を描いたものである。階段下の帳場に座っているのが、18歳頃の作者自身。磨き上げられた上がり框、広い階段、たすきがけの粋な女中さんたちが上り降りする様、明治43年(1910)頃を回想して描いたものだが、明治の情緒が見事に捉えられている。荘八の代表作の一つである。
『牛肉店帳場』は荘八の生家である東京日本橋の「いろは牛肉店」を描いたものである。階段下の帳場に座っているのが、18歳頃の作者自身。磨き上げられた上がり框、広い階段、たすきがけの粋な女中さんたちが上り降りする様、明治43年(1910)頃を回想して描いたものだが、明治の情緒が見事に捉えられている。荘八の代表作の一つである。