広島県生まれ。被爆の体験を持つ。東京美術学校日本画科卒業。前田青邨に師事。23歳の年に院展初入選、その後「仏教伝来」で賞賛を博した。以後、仏教やシルクロードをテーマに幻想的で平明な作品を発表する。34歳で、当時最年少者として院展同人となった。法隆寺金堂壁画再現事業や高松塚古墳壁画模写に従事もしている。東京芸術大学の教授に就任、のちに美術学部長、さらに学長を務めた。日本美術院では理事長に就任している。
1953(昭和28)院展初入選。
1961(昭和36)院展、日本美術院賞・大観賞受賞。
1962(昭和37)同展、大観賞。
1964(昭和39)文部大臣賞受賞。日本美術院同人。
1967(昭和42)法隆寺金堂壁画再現事業参加。
1973(昭和48)東京芸術大学教授就任。高松塚古墳壁画模写に従事。
1978(昭和53)院展、内閣総理大臣賞受賞。
1988(昭和63)同大学美術部長。
1989-1995(平成元-7)同大学学長に就任。
1991(平成3)フランスよりコマンドール勲章受章。
1993(平成5)文化功労者。
1996(平成8)日本美術院理事長に就任。
1998(平成10)文化勲章受章。