題名 「稲田の鶴(左隻)」 約70年にわたる玉堂の画業のなかで、昭和初期の琳派を研究した時期の作品。背景には金を用い、畔の表現にたらしこみの技法を見ることができる。一方、鶴を描く際には写実力はいかんなく発揮され、頭や脚の表現には鳥類の特徴が冴える。